2021.03.30
【大人向け】英会話教室を選ぶ時のポイントを徹底解説!
英会話教室に通おうと考えたとき、どのような点に注意をして選びますか?
英語の需要が高まっていることもあり、今ではたくさんの英会話教室があります。
英会話教室はそれぞれ特徴や料金形態などが異なります。
今回の記事では大人が英会話教室を選ぶときのポイントについて徹底解説します。
これから英会話教室に通いたいと思っている人はぜひチェックしてみてください。
そもそも大人が英会話を学ぶのは遅い?
そもそも、大人になってから英会話を学ぶのは手遅れなのでしょうか?
結論から言うと、遅くはありません。
ただ、学習をするにあたり、知識やポイントが必要です。
大人の私たちは子供の頃に比べて記憶力が低下していたり、働きながら学ぶのには時間が限られています。
そのため、大人になってから英会話を学んでいくには、この事実を理解して効率よく学習していくことが大切です。
そうすることで、無駄な学習をせずに最短距離で英会話を習得することができます。
大人が英会話を学ぶのに大切なポイントは3つです。
①1年で1,200時間の学習を目指す
②1日2〜3時間の学習時間を確保する
③短期間で集中的に学習する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①1年で1200時間の学習を目指す
私たち、非ネイティブの人種が英会話を習得するためには合計で2,200時間の学習時間が必要と言われています。
これは米国国務省の機関、FSI(The Foreign Service Institute:外務職員局)の調査結果に基づいています。
出典:Wikibooks
この研究結果から日本人は英会話を習得するまでの時間数が2,200時間という仮設が建てられています。
私たちが通常、大学受験までに行う英語学習の時間は1,000時間ほどです。
このことから残りの1,200時間の英語学習を行うことで2,200時間の学習を達成できる結果になります。
②1日2〜3時間の学習時間を確保する
1日2〜3時間の学習を確保すると①の「1年で1,200時間の学習」を達成することができます。
学歴や記憶により多少異なりますが、これを目安に学習計画をたてると良いでしょう。
とは言え、仕事や家事、子育てなどに追われている大人が1日2〜3時間の学習時間を捻出するのはとても難しいことですよね。
上手く時間を捻出するにはスキマ時間を有効的に使うことが重要です。
通勤途中の電車の中で単語を暗記したり、アプリで学習したりもできます。
家事の最中や仕事へ行く準備中に英語の音声を聞いてリスニング力を高めることもできます。
最低1日1時間、机に向かい学習する時間を確保し、残りの時間は隙間時間に学習するのがおすすめです。
③短期間で集中的に学習する
では、なぜ1年間という期間を基準にするのでしょうか?
それは1年以上の間、高いモチベーションで学習を続けるのが難しい点にあります。
長い時間ダラダラ学習を続けてしまうと、惰性で学習することになってしまい、効率も悪くなります。
1回の英会話習得の学習期間を1年から、長くとも2年と決めましょう。
始めにそこまでの学習計画と目標を決めて取り組むことをおすすめします。
その後、レベルアップのために新しく学習計画を立てていき、学習していけば上級レベルに到達することも夢ではありません。
教室を選ぶ前に英会話を学ぶ目的と目標を明確にする
学習計画を立てて、いざ英会話教室を決める時には大切なことがあります。
それは、英会話を学ぶ目的と目標を明確にすることです。
目的や目標があいまいなまま英会話教室を決めてしまうと、英会話教室に通うことが目的になってしまいます。
肝心な英会話を習得することが二の次になってしまい、もったいないですよね。
そうならないためにも、英会話を学ぶ目的と目標を明確にすることがとても大切です。
英会話を学ぶきっかけは目的に直結する
英会話を学びたいと思ったきっかけはなんでしょうか?
- 仕事で英語を使いたいから
- 海外赴任が決まっているから
- 海外留学が決まっているから
- ワーキングホリデーに行きたいから
- 海外旅行に行きたいから
きっかけは人それぞれ異なりますが、このきっかけが英会話を学ぶ目的に直結しています。
特に英会話を習得しないと生活に困ってしまう海外赴任や留学、ワーキングホリデーは必要に駆られているため、学習を継続させやすいでしょう。
海外旅行に行きたい、仕事で英語を使いたい場合にはタイムリミッドがないためモチベーションを保ちにくいので注意が必要です。
いつまでに、どのくらいのレベルになりたいのかなどの目標とともに目的を明確にするとモチベーションも保ちやすくなります。
英会話を学ぶ目的から目標を立てる
自身の英会話を学ぶ目的が確認できたら、そこからより具体的な目標を立てていきましょう。
例えば、海外赴任で英語を使いたいという目的があるとします。
その場合は仕事で海外に行き、英語を使うことは日常会話はもちろん、自分の意見やその理由を英語で説明できる必要があります。
英語を使って生活をするには、ひとつの指標ではありますがTOEICで少なくとも600点以上のスコアがあった方が良いです。
このように可視化できる目標を具体的に立てていくことでモチベーションを下げることなく英語学習を続けられます。
TOEICの他にも、教材を元にして目標を立てるのも良いでしょう。
自分のレベルに合った教材を選び、「1日何ページ進めて、いつまでにこの教材を終わらせる」という目標の立て方もできます。
目標の設定度合いとしては、少し達成するのが難しいかもしれないくらいの目標を立てたほうがよりレベルアップに繋がるのでおすすめです。
そして、目標を立てたら親しい友人や恋人など、周りの人に公言しましょう。
簡単なことですがとても重要なことです。
目標をたてて、自分1人だけで進めようとしても途中で挫折してしまうことも少なくありません。
身近な人に公言することで、やる気も持続します。
ぜひあなたができそうな目標をたてて、周りの人に伝えてみましょう。
自身の英会話レベルを把握する
英会話教室に入る前に、ぜひ自身の英会話レベルをチェックしてみてください。
最も客観的にわかるのはTOEICを受け、点数を把握することです。
TOEICの点数別、英会話のレベル
TOEICの点数でレベル分けをすると以下の通りになります。
TOEICの点数 | レベル |
400点以下 | 初心者 |
400点〜600点 | 初級 |
600点〜800点 | 中級 |
800点以上 | 上級 |
それぞれのレベルを詳しく見てみましょう。
TOEICのレベル:400点以下
基礎語彙力が付いておらず、読み書きでもつまずくところがあり、自分で文章を組み立てるのが困難。
リスニングで半分以上の単語を聞き取ることができず、英語でのコミュニケーションが難しい。
基礎的な語彙力な語彙力があるが、読み書きでつまずくこともあり、文章の組み立てに時間を要する。
リスニングの単語は半分ほど聞き取れて、単語でのコミュニケーションは可能。
TOEICのレベル:400点〜600点
ある程度の語彙力があり、簡単な文章の組み立てができる。
複雑でないコミュニケーションが可能で重要な単語は聞き取ることができる。
読み書きは正確でないときもあるが、ある程度の英文を読むができる。
TOEICのレベル:600点〜800点
ある程度のコミュニケーションがとれて、日常会話に問題はない。
プレゼン資料などの英文も理解でき、会議の内容も把握できる。
自分の意見を言うことや交渉事も英語で行うことができる。
TOEIC600点以上が採用条件になっている企業も多く、有益な資格としてアピールできる最低限のレベル。
TOEICのレベル:800点以上
文章の細部まで聞き取れて、洋書を読むこができる。
意見や意見の裏付けまで詳しく説明することができ、書類審査などでは英語レベルで落とされる心配はない。
英語を強みとした職種、企業や外資系で働くことも可能。
TOEIC以外でレベルの把握をする方法
TOEICは受講人数も多く、レベルを把握するのにわかりやすい指標と言えますが、勉強していないところからいきなり受けても点数が低くなってしまいます。
そのため、自分の正確な英会話レベルを把握することはできない可能性があるでしょう。
そんなときは書籍やWEB上にある英会話のレベルチェックテストを使うのも一つの方法です。
また、自分が中学英語を理解しているのか、高校英語を理解しているのかどうか確かめることも、自分の英会話のレベルを把握する一つの方法です。
というのも英会話は
- 単語力
- 中学英語
- 高校英語
これらを復習した上で教室に通うと効果が上がります。
単語力は専用の書籍で、自分がいくつの英単語を覚えているのか確認しましょう。
中学英語や高校英語は専用の書籍を購入し、内容が理解できているか目を通すだけでも良い学習になります。
英会話教室に通う前に自分がどのレベルまで理解できているかを知っておくことでより効率的に英会話の習得ができるようになります。
英会話に費やす時間が確保できるかを確認する
英会話教室通う前に、英会話に通う時間が十分に確保できるか確認するのも大切です。
英会話教室に通うということは、ただ授業に参加するだけでなく、
- 英会話教室に行き授業を受ける時間
- 授業の宿題をする時間
- 授業の予習、復習をする時間
これらを含みます。
授業の回数が多いほど、宿題や予習、復習の内容も多く時間が必要です。
具体的な時間は授業の回数や英会話習得までの時間、英会話のレベルによっても異なります。
長期間で英会話を習得する学習計画なら、確保するべき時間は、1日1〜2時間で済むでしょう。
ただ、短期間で英会話を習得する場合や、初級レベルから習得を目指す場合は、人によっては一日3〜4時間ほど確保する必要があるかもしれません。
少なくとも、英会話を習得すると決めた時点で、毎日英語に触れることが必要です。
今のライフスタイルや仕事のスケジュールで英会話学習に費やす時間を確保できるでしょうか?
英会話に費やす時間が確保できるか、英会話教室を契約する前に考えてみてください。
大人向けの英会話教室を選ぶコツ
英会話に通う前の確認ポイントがわかったところで、大人が英会話教室を選ぶコツを7つ紹介していきます。
- 講師の国籍と質
- 環境(アクセス)
- カリキュラム
- レッスン形態
- 教室の規模
- 料金
- サポート体制
それぞれ詳しく見ていきましょう。
コツ①:講師の国籍と質
英会話教室の講師は大きく分けると3つになります。
- 英語ネイティブの外国人講師
- 非ネイティブの外国人講師
- 日本人講師
それぞれの特徴を見ていきます。
英語がネイティブの外国人講師
アメリカやイギリス、オーストラリアなど英語を第一言語としている国の講師。
訛りのない英語を話すため、スピーキング授業はネイティブ講師に教わるのが良いとされています。
普段から英語を使っているため、ネイティブならではの言い回しや表現など、日常的に使う英語を学ぶことができます。
非ネイティブの外国人講師
英語を第一言語としない国の講師。非ネイティブでもフランスなどのヨーロッパの国の人達やアジアでもフィリピン人やシンガポール人、問題なく英語を話すことができます。
国によっては訛りがある場合もあります。
英語を日常的に使わない国の場合は、私たちと同じように学校の授業や書籍で勉強してるため、ネイティブの人達が使うような日常的な表現を使っていない講師もいます。
とはいえ、彼らも第二言語として英語を習得しているので、その大変さを知っています。
そのため、優しく寄り添ってくれる講師が多いです。
日本人講師
日本人講師の場合は、なんといっても、同じ日本語を話すため、難しい文法の表現や説明を日本語で学ぶことができます。
ある程度、英会話を習得したあとに更にレベルアップしたい方におすすめです。
英語で授業を行う場合、複雑な英文法は細部まで理解できないまま進んでしまうこともあります。
これを改善するためには自分で調べたり、日本人の講師に教わるのが最適です。
また、TOEIC対策や企業の面接対策は日本人の講師に教わった方が効率よく学習することができます。
コツ②:環境(アクセス)
どこにある英会話教室に通うのかも大切なポイントです。
- 自宅近くの英会話教室に通う
- 職場近くの英会話教室に通う
- 自宅から職場の間にある英会話教室に通う
平日に通う場合には職場の近くをおすすめします。
休日に通う場合は自宅近くの英会話教室が良いでしょう。
都内近郊や栄えている駅周辺には大手の英会話教室が集まるので、大手の英会話教室に通いたい場合には職場近くや、通勤途中に通える場所を選ぶと行きやすくなります。
良くないのは、職場や自宅の近くでもなく、通勤途中でもない教室を選んでしまうことです。
「とても行きたい英会話教室が、自分の行動範囲の外にしかない」
ということもあるかもしれません。
初めのうちは「行きたかった英会話教室にいけるんだから頑張ろう」という気持ちになりますが、継続していくうちにモチベーションは低下してしまいます。
モチベーションが低下しても毎日通る途中に教室があれば問題ありませんが、全く関係ないところに行くのが面倒くさいという気持ちになってしまうからです。
そのため、自分の行動範囲内で英会話教室を見つけるのがおすすめです。
コツ③:カリキュラム
授業のカリキュラムは英会話教室によって全くことなります。
- 初心者向けカリキュラム
- ビジネス向けカリキュラム
- TOEIC向けカリキュラム
など目的に合わせたカリキュラムが組まれています。
自由にカリキュラムを組むことのできる場合や、レベル別にカリキュラムが組まれている英会話教室もあります。
自分の目的やレベルにあったカリキュラムがあるのか確認してみましょう。
そうは言っても、たくさんのカリキュラムが用意されていると、自分に合ったカリキュラムを選ぶのは難しいですよね。
その場合は、英会話教室の体験授業やレベルチェックテストを受けて、スクールの人のおすすめのカリキュラムを聞いてみると良いでしょう。
コツ④:レッスン形態
レッスン形態の種類は大きく分けて3つあります。
- マンツーマンレッスン
- 少人数制グループレッスン
- グループレッスン
少人数制グループレッスンとグループレッスンは同じグループレッスンですが、人数が異なります。
少人数制グループレッスンは1人の講師に対して生徒が2〜4人です。
グループレッスンは1人の講師に対して生徒が4人以上、多い場合は10人程度のレッスンを指します。
授業料は生徒の人数が多くなるにつれて安くなります。
それぞれのレッスン形態にはメリットとデメリットがあるので、詳しく見ていきましょう。
マンツーマンレッスン
マンツーマンレッスンは、講師と1対1で授業を行うため、自分のペースで授業に集中できます。
生徒は自分しかいないので、講師と話せる時間も一番多くなります。
デメリットは、他の生徒がいない分、大人数の前で英語を話す能力が身につかない点です。
また、一緒に学習をすすめる仲間を見つけづらいという状況も生まれてしまいます。
これらのデメリットを補填するには、英会話教室のイベントに進んで参加したり、語学コミュニティに入って、他の人の前で英語を話す機会を作るのがおすすめです。
グループレッスン
グループレッスンの生徒数は英会話教室によって異なります。
人数の希望がある場合は予め確認しておく必要があります。
グループレッスンは他の生徒と一緒にレッスンを受けるため、他の人の言いまわしが聞けたり、一緒に励ましあいながら勉強できる点が最大のメリットです。
大人数の前で話すので英語でのプレゼン能力の向上に効果的です。
恥ずかしがらずに英語を話す練習もでき、他の人がどのような英語を使っているのか聞き、学ぶことも多いでしょう。
デメリットは、複数人の生徒に対して講師が1人なので、分からないところがそのまま進んでしまう点です。
この問題は進んで発言したり、わからない箇所を後から質問するなど、積極的に授業に参加することで解決できます。
1人あたりの発言回数も少なくなり、発言した英語があっているのか確認してくれる機会も減ってしまいます。
自分の発した英語一つ一つを見てくれて、フィードバックしてほしい場合はマンツーマンレッスンを選ぶと良いでしょう。
少人数制グループレッスン
少人数制グループレッスンはマンツーマンレッスンとグループレッスンの間のレッスンと言っていいでしょう。
マンツーマンほど、自分が英語を話す時間は長くありませんが、グループレッスンよりも自分の英語を講師に確認してもらえます。
グループレッスンですが、少人数なので一緒に授業を受ける生徒の顔も覚えやすく、仲良くなれる可能性も高くなります。
友人同士で講師が1人着き、一緒に授業を行える英会話教室もあるので、よかったら探してみてくださいね。
コツ⑤:教室の規模
現在、世の中には本当にたくさんの英会話教室があります。
英会話教室によってレッスン形態や料金などに決まりがあり、教室によって異なります。
そんな中、自分にあった英会話教室を選ぶためには、教室の規模から考えることも必要です。
規模の小さい教室、大きい教室に分けてメリット・デメリットを見ていきましょう。
規模の大きい教室
規模の大きい大手の英会話教室はチェーン店のようなイメージで全国に教室があります。
講師数も生徒数も多いのでたくさんの情報を得られるのが特徴です。
メリット
最大のメリットは同じく英会話を学ぶ人達と切磋琢磨しながら学習できる点にあります。
英会話を独学で習得するのには、相当のモチベーションが必要です。
途中で挫折してしまうことも多々あるでしょう。
そんなときに、一緒に学習する仲間がいればとても心強いです。
一緒に勉強をしたり、情報を交換しあったりしながら英会話学習を行うことができるからです。
規模の大きい大手の英会話教室だと、生徒も多いことから今までの蓄積されたデータを元にオリジナルの教材を作っているスクールもあります。
オリジナル教材の評判が良いスクールも多くあるの契約前に確認してみましょう。
また、講師以外の職員の方が受付やカウンセリングを行ってくれるサポート体制が整っている場合も多いです。
授業とは直接関係ない項目ですが授業に集中して英会話能力を上げていくには、より良いサポートを受ける必要があります。
デメリット
デメリットは、生徒数が多いために受け身で授業を受けると内容が身につかないまま授業が終わってしまう点です。
生徒の数が多いと講師も生徒1人1人について把握することが難しくなります。
そのため、積極的に授業を受けないと、ただレッスンを受けるだけでお金や時間の無駄になってしまいます。
また、規模が大きいためレッスンの振替や講師の選択に融通が効かない点もデメリットです。
しかし、この点に関してはスクールによってシステムが異なるので事前に確認することで回避できます。
規模の小さい教室
規模の小さいスクールは全国展開だけど数の少ないスクールや個人でやっているスクールを含みます。
規模の大きい大手英会話スクールよりもアットホームな雰囲気が特徴です。
講師の数と生徒の数が共に少ないため、仲良くなった講師や生徒とはより深く付き合うことができます。
メリット
メリットは教室の特徴と同じく、授業自体もアットホーム且つ、フレンドリーな雰囲気の教室が多いです。
教材は既存の大学のものを使用していたり、講師による自作の教材を使っている教室もあります。
レッスン料はスクールによって異なりますが、大手のスクールよりも手頃な料金で受けられるスクールが多くあります。
講師も生徒も毎回同じ顔ぶれで授業を行うことが多いため、講師は生徒のレベルや性格を把握してくれて、質問などもしやすいでしょう。
そのため、相性の良い講師や楽しいなと思う英会話教室に出会えれば、長く通うことができ、自然と英会話学習のモチベーションを保つことができます。
デメリット
デメリットは相性の良い講師やカリキュラムを見つけづらい点にあります。
規模の小さい教室は講師数もレッスンの種類も少ないため、相性の良い講師に会えない、自分にあったカリキュラムがないとなると教室自体を変えざるを得ません。
体験レッスンに参加したり、自分の英会話能力のレベルを正確に把握し、教室を選ぶ必要があります。
また、サポート体制も規模の大きい大手英会話教室より、少なかったり、サポート体制が整っていない教室もあるので事前に確認しましょう。
コツ⑥:料金
英会話教室を決める上では料金も欠かせない項目です。
まずは自分がどのくらいの予算を英会話学習に費やすことができるのか、シミュレーションしてみましょう。
英会話レッスンに通うために料金は
- レッスン料
- 入会金
- 事務手数料
- 教材費
などがあります。
レッスン料
レッスンの料金はマンツーマンレッスンとグループレッスンによっても異なります。
レッスン料は月々にかかってくる料金なので細かく確認しましょう。
マンツーマンレッスンとグループレッスンとではグループレッスンの方が料金が安くなります。
どの英会話教室でもレッスン時間は1回あたり1時間前後です。そして多くの大手英会話スクールは1レッスンあたりの料金が5,000円前後。
マンツーマンレッスンは生徒が自分だけのプライベートレッスンなので、レッスン料も上がります。
英会話教室にもよりますが、1レッスンあたり5,000円〜10,000円ほどです。
少人数制のグループレッスンのレッスン料はマンツーマンレッスンとグループレッスンの間くらいの料金設定になっています。
規模の大きい大手英会話教室では設備が整っているため、レッスン料も高めの設定です。
それに比べて、規模の小さめな教室では、規模の大きい英会話スクールに比べて、レッスン料が安くなる傾向にあります。
料金システムも英会話スクールそれぞれの仕組みがあります。
- 回数ごとにレッスン料がかかり、その合計金額を毎月支払う
- 月謝制で、レッスンの曜日や時間が決まっている
- 月謝内で受け放題、レッスンの曜日や時間を毎回選べる
自分が月に何回ほどのレッスンを受けたいのか明確化し、比較したい英会話教室の一回あたりのレッスン料の単価を算出しましょう。
レッスンの単価と一緒に曜日や時間、レッスンの内容や進め方はどうか、併せて比較していくことが大切です。
入会金
レッスン料の次に確認したいのが入学金です。
入学金は入学時に一度だけ払う料金ですが、1回のレッスン料よりも高額なので確認した方が良いでしょう。
入学金は英会話スクールによって異なりますが、目安として1万円〜3万円ほどです。
スクールによっては入学金0円のキャンペーンを行う期間もあり、そのときに入学すると入学金がかからずお得に入学できます。
その他、体験授業を受けると入学金が割引になったり、体験授業を受けたその日に入会すると入学金のかからないスクールもあります。
それぞれの教室や時期により、内容が異なるので気になる英会話教室をピックアップしておき定期的にホームページをチェックするのがおすすめです。
事務手数料
事務手数料はシステム手数料と表記されることもあります。
英会話教室に通うにあたり、システムやサポートを利用するときの料金です。
規模の大きい大手英会話スクールは事務手数料がかかることが多く、規模の小さい英会話スクールは事務手数料が発生しないこともあります。
金額は1,000円〜3,000円ほどです。
大きな金額ではありませんが、毎月かかる英会話教室も多いため、確認しておきましょう。
教材費
教材費は主に入学したときにかかります。
レッスンを続けていき、1つの教材が終わり、新しい教材を使い始めるときにも教材費の支払いが発生する場合もあります。
1つの教材は5,000〜1万円ほどであることが多いです。
英会話教室によっては教材費がかからないところや、自分で教材を選ぶことができる教室もあります。
コツ⑦:サポート体制
英会話スクールのサポートには様々な種類があります。
特に注意して確認していただきたいのは、講師以外のスタッフの対応です。
サポート体制とは、英会話学習やレッスンについてカウンセリング、レッスンの振替や支払いの管理をしてくれる受付などがあります。
講師以外のスタッフが何をサポートしてくれるのか確認しましょう。
- レッスン以外の諸連絡や欠席した日の宿題などの連絡はどのようにしてもらえるのか
- 講師との相性が良くなかったときに変更できるか
- レッスンを欠席した際の振替や動画の視聴はできるのか
- 授業の日程が事前に決まっていない場合、どのようなシステムで予約するのか
サポートが手厚い英会話教室では、講師以外のスタッフが学習の進捗などを一緒に考えてくれることもあります。
モチベーションを保つ自信のない人はサポート内容の手厚い教室を選ぶと良いでしょう。
ネス外国語は大人向けの英会話教室
当ブログを運営しているネス外国語会話は大人向けの英会話教室です。
英会話教室に初めて通う大人の方でも安心して受講していただけますのでご紹介させてください。
ネス外国語英会話はマンツーマンレッスンを提供している英会話教室です。
東京と新潟に直営店があり、その他、神奈川や大阪にはフランチャイズの教室もあります。
レッスン日時を自由に決めることができ、前日の19時まで予約変更が可能なので急な予定変更にも柔軟に対応できるので安心です。
レッスン方式はマンツーマンタイプで、通学やスカイプ、ご自宅への講師派遣型のタイプの中から選ぶことができます。
レッスンのカリキュラムは日常英会話やビジネス英語、TOEIC試験の対策などたくさんの種類があり、目的に合わせて選択できるのも嬉しいポイントです。
講師は独自の試験を通過した国際色豊かなプロフェッショナルが集まっています。
アメリカ英語、イギリス英語、アジア英語などの英語を偏りなく学ぶことで、どの国の人とも英会話ができるようになり、講師の国の文化などを学ぶことも可能です。
月々のレッスン料は3種類から選ぶことができます。
- スピーキングに特化したフリートークプラン:3,040円
- 1年で全体的なレベルアップを図る通年月謝プラン:4,320円
- 週一回の授業を受けることができるスタンダード月謝プラン:5,000円
1ヶ月のレッスンの受講回数は自由に設定していただけるシステムです。
1ヶ月ごとの月謝制で通学回数が多いほど1レッスンあたりの単価は安くなります。
例えば、会社で長期出張などが入り、受講できない月は月謝が発生せずに次の月に回すこともできるので、ご自分にあった通い方ができます。
もちろん授業以外のサポート体制も万全です。
相性の良い講師をマッチングさせたり、講師を評価し、希望を伝えることができるシステムなどがあります。
気になることはすぐに伝えることができ、改善してくれる環境なので安心してレッスンを受けることができるでしょう。
無料体験レッスンも行っているので、ぜひ参加してみてください。
大人が英会話教室に通う際に気を付けるべきこと
実際に通う英会話教室を決めても、ただ英会話教室に通っただけでは英会話の習得はできません。
どのような点に気を付けて通うべきか確認しましょう。
気を付けるべきこと①:教室に通う前までに基礎を身に付けておく
英会話教室さえ決めれば英会話を習得できると思っていませんか?
英会話教室に通う前は、英会話教室さえ決めれば英会話を習得できると思ってしまいがちです。
これは、間違いではありませんが英会話の習得を大幅に遅らせてしまう可能性があります。
通う前に基礎英語を身に着けておくことがとても大切です。
基礎英語は先の項でお伝えした3つを指します。
- 単語力
- 中学英語
- 高校英語
大人が英会話を学ぶには遅いと言われる原因の一つに、学習に慣れていないからという点が挙げられます。
学習に慣れていないため、暗記力や理解力が低下していたり、理解するスピードも遅くなります。
そのため、英会話教室に通う前に、この基礎学習をすることは学習の仕方を思い出させて学習に慣れる役割もあるのです。
それぞれの基礎英語をどのように学習していくのか、1つずつ紹介します。
単語力
英語ネイティブの人たちが使っている英単語は約3万語前後と言われています。
非ネイティブの私達が問題なく意思疎通をするために必要といわれている英単語の数は約12,000個です。
私たち日本人は中学英語では約1,500個程度、大学受験までには5,000個前後の英単語習得します。
大学受験以降に英語学習をしていない場合は、最低限この5,000個を復習することが必須です。
英会話教室に通う前に少しでも英単語の学習を進めておく必要があるので、英単語用の書籍を1冊購入し、それに沿って学習をすすめましょう。
毎日の覚える単語数を決めて、通勤中などの隙間時間で覚えていくと効率よく単語学習ができるのでおすすめです。
また、英単語専門のアプリなどで学習するのも良いでしょう。
長い時間勉強をしていないと、暗記する能力も低下しています。
単語学習はそんな暗記力を回復させるのにも効果的な学習です。
中学英語
次に身につけるべき基礎英語は中学英語です。
おすすめの学習方法は中学英語の書籍を1冊買い、それをやり込むことです。
1度きりではなく、同じ書籍を何度も行うことが大切です。
中学英語は基礎的な内容が多く簡単に感じるかもしれませんが、中学英語をマスターするだけでも英語で簡単な意志疎通ができるようになります。
長く英語学習をしていない場合は忘れてしまっていることもあるので、復習も兼ねて学習するのがおすすです。
高校英語
最後に身につけるべき基礎英語は、高校英語です。
中学英語と同じように書籍を一冊購入し、やり込む方法がおすすめです。
高校英語は、中学英語に比べて内容が難しくやや複雑になります。
出てくる単語も、普段はあまり使わないものも含まれるので、中学英語よりも時間をかけて学習しましょう。
英語学習用の参考書は、英語で書かれているものと日本語で書かれているものがあります。
高校英語は複雑な文法も出てきますので、日本語で書かれたものでの学習するのが良いでしょう。
気を付けるべきこと②:レッスン以外での予習復習を忘れない
いざ、英会話教室に通うことになり、レッスンだけに集中するのでは、英会話の習得に時間がかかってしまいます。
レッスンを受けて、その場で内容を理解できると、自分のものになったと錯覚してしまいますが、記憶に定着していません。
大切なのはレッスンの予習と復習を毎回確実に行うことです。
予習、復習することにより、レッスンの内容が記憶に定着して身に付いていきます。
それぞれのおすすめの方法を紹介します。
予習でおすすめの方法
レッスンの予習でおすすめの方法は以下の通りです。
① 授業で使う文章をノートに書き起こしながら意味を把握する。
② 新しい単語や分からない単語は意味や例文を確認する。
③ ①で書いた本文の近くに日本語訳を書く。(本文の下や、本文を書いたページの隣のページに書くのがおすすめです。)
④ ①〜③で分からないところがないか確認して授業で質問できるように準備する。
レッスンでは新しい内容を理解して覚えていくことが目的です。
そのためにはレッスン前にわからないところを把握して授業に望むことが大切になります。
復習でおすすめの方法
レッスンの復習でおすすめの方法は以下の通りです。
① 予習でわからなかったところや間違っていたところを確認する。
② 習った単語を暗記していく。
③ 本文のシャドーイングを行う。
レッスンでの内容を思い出しながら本文を何度も読み返します。
新しく出てきた単語を覚えていくことで単語力も上がります。
英会話スクールによっては毎回の授業で英単語のテストがある場合もあります。
シャドーイングの具体的なやり方
復習の方法③で出てきたシャドーイングの具体的な方法を紹介します。
シャドーイングは音声を聞きながら、同時に同じ英文を発音していく学習方法です。
語学学習では欠かせない学習方法として知られています。
流れてくる音声を影のように真似していくことからシャドーイングという名前になったと言われています。
耳から英語の音声を聞き、それを自分の口から発することにより、音と意味を結びつけたり、正しい発音を身につけることができます。
リスニング能力と、スピーキング能力を同時に向上させる効果があり、ぜひ継続してほしい学習方法です。
レッスンや学習で使った文章をシャドーイングすることで、アウトプットの学習にも効果的です。
基本的なやり方は、
① 音声なしでテキストを読む
② 音声を聞き込みアクセントやイントネーションを把握する
③ テキストを見ながらシャドーイング
④ テキストを見ずに音声だけを聞いてシャドーイング
この一連のやり方であればインプットとアウトプット両方ができるのでおすすめです。
気を付けるべきこと③:レッスンは積極的に参加する
レッスンは毎回、積極的に参加することが大切です。
積極的に発言したり、わからないところを質問するように心がけましょう。
そうすることで発言するための英文を考えるので、スピーキング能力が上がります。
複数人でのグループレッスンの場合は他の人の前で英語を話す練習にもなります。
私たち日本人は羞恥心から、人前で英語を話すことをためらってしまう人が多くいます。
しかし、初めは全員が同じ気持ちです。
繰り返し発言していくことで羞恥心は徐々になくなっていきます。
「このときはこのように言えばいいのか」などとわかってくると、英語を話す楽しさを感じることができます。
レッスン中に多く発言するには先で紹介した通り、レッスン以外の予習、復習が大切です。
積極的にレッスンに参加するためにも予習・復習を行いましょう。
また、積極的にレッスンに参加することで、レッスン以外でも講師との仲を深めたり、他の生徒と交流できる機会も広がります。
レッスン以外での交流は一見、無意味にも思えますが学習内容を相談したり、情報交換ができるメリットがあります。
他の生徒と交流することで、学習のモチベーションを保つにもとても効果的です。
1人だけでモチベーションを保つのは忍耐能力が必要になります。
英会話学習をするだけでも労力を使っているのに、更にモチベーションを保つために試行錯誤するのは効率的ではありません。
学生時代にも一緒に勉強するクラスメイトや友人がいたように、大人になってからでも一緒に学習する仲間が必要です。
そうすることで、英語学習の効率は格段にあがるので、ぜひ積極的に授業に参加してみてくださいね。
気を付けるべきこと④:失敗を恐れない
先で説明した英語を話すことの羞恥心があるのは、
- 自分の英語が間違えているのではないか
- 自分の英語が通じるのだろうか
という不安な気持ちから来ていますが、羞恥心は英会話の上達の妨げになってしまいます。
英会話を習得する前は、誰しも英会話をうまく使いこなすことができません。
間違った使い方をすることは誰にでもありえます。
そして、この間違った使い方は発言するまでは間違いだと気づくことができません。
発言して、間違えて、他の人に教えてもらうことで正しい文章や使い方を覚えていきます。
失敗を恐れて発言をせずに学習を続けると、ライティングやリーディングは上達しますが、肝心なスピーキングを上達させるのに時間がかかってしまいます。
失敗を恐れずに、進んで発言していくことがとても重要です。
まとめ:大人が英会話教室に通うには情報収取や準備が大切
今回は大人が英会話教室に通うためのポイントについて解説しました。
大人が英会話教室に通うのは決して遅くはありませんが、自分のライフスタイルや時間軸を見直したり英会話教室の情報収集が必要です。
- 自分の生活を見直して、英会話学習に当てる時間を確認する
- 自分の英会話レベルを把握し、学習計画を立てる
- 必要な事前学習を決めて英会話教室に通う前に学習を行う
- 英会話教室は自分のレベルや目的に合わせて決める
- 英会話教室の契約前に教室の詳細を確認する
これらのことを行ってから英会話教室に通えば、忙しい大人でも無駄な時間を割くことなく、効率的に英会話教室で学習することができます。
ぜひ自分のできるところからやってみてくださいね。